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ソフトウェアとアプリケーションの違いって何?
ソフトウェアとアプリケーションの違いって何?
アプリケーションはソフトウェアの1種
混同されることが多いのがソフトウェアとアプリケーション。これらは同義で用いられることも少なくありませんが、厳密には異なります。まずアプリケーションとは、ソフトウェアの種類の一種です。ソフトウェアはまずシステムソフトウェアと応用ソフトウェアに分けることができます。このうち応用ソフトウェアはアプリケーションソフトウェアとも呼ばれ、アプリケーションソフトウェアを省略してアプリケーションと呼んでいるのです。また、システムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアはそれぞれさらに2つに分けることができます。それでは、システムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアについて詳しく解説します。
#システムソフトウェア
システムソフトウェアとは、コンピュータを効率よく使うためのソフトウェアのことを言います。簡単に言えば、次に解説するアプリケーションソフトウェアを動かす土台になるがシステムソフトウェアです。システムソフトウェアは基本ソフトウェアとミドルウェアに分けることが可能です。まず、基本ソフトウェアとはOSのことを指します。OSは最もハードウェアに近いソフトウェアの1つであり、入出力の管理を一般的に行います。私達の身近なものではWindowsやMacが有名です。次にミドルウェアは後ほど解説するアプリケーションソフトウェアと基本ソフトウェアの仲介を行うものを指します。例としては、データベース管理システムなどが挙げられます。基本的にIT系の仕事をしていない限りシステムソフトウェアの設定などを行う機会はあまり無いでしょう。
#アプリケーションソフトウェア
システムソフトウェアと対の関係にあるアプリケーションソフトウェアは、ユーザーが自分の意思でインストール・操作するのが特徴です。こちらも共通応用ソフトウェアと個別応用ソフトウェアの2種類に分けることができます。共通応用ソフトウェアは、様々な用途でどんな人でも使えるのが特徴です。代表的なものとしては、文書作成ソフトや表計算ソフトなどが挙げられるでしょう。スマホのアプリもどんな人でも使えるという観点から共通応用ソフトウェアに分類することができます。個別応用ソフトウェアは、使用する業種や用途がはっきり決まっているものを指します。業務用システムやHRツールなど、使用する人が限られているもの、目的がはっきりしているものが当てはまるでしょう。
ソフトウェアの利用形態は4種類に分けられる
ソフトウェアを利用するにあたっては利用する権利や期間についても知っておくべきでしょう。ソフトウェアの利用形態はフリーウェア・フリーソフト・パケージソフト・シェアウェアの4種類に分けることができます。まず、フリーウェアは無料で使えるソフトウェアを指します。フリーウェアと混同されがちなのがフリーソフト。フリーソフトもフリーウェア同様無料で利用できます。ただ、フリーウェアは改良が許可されていませんが、フリーソフトは改良や再配布が許可されており、フリーウェアよりも権利の面で自由度が高いです。
パッケージソフトはソフトウェアを購入・インストールして使用するものであり、インストール後は無期限で利用できるものが多いです。そしてシェアウェアはパッケージソフトのようにソフトウェアを購入せず、毎月料金を支払って利用する形態のソフトウェアを指します。従来はパッケージソフトを購入して利用する人が多かったのですが、利用にあたって初期費用が難点でした。そこで月額料金のみで初期費用を抑えられるシェアウェアに切り替える個人・企業も増えてきています。パッケージソフトとシェアウェアは一長一短の関係にあるので、どれくらいの期間使用するのかなど検討したうえでメリットの大きい方を選んでください。