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事務代行サービスを利用して業務を効率化!料金形態・依頼先の選び方とは?
業務効率化をお考えの担当者の方は、事務代行サービスにご興味があるのではないでしょうか?生産性向上が注目されて久しい現代では、導入を検討されるのも納得です。そこで今回は、事務代行サービスの料金形態や依頼先の選び方について解説します。
事務は代行サービスに依頼可能!
事務代行サービスとは、企業に代わって事務業務を行うサービスのことです。人手不足を解消したり、メイン業務に集中できたりするなどのメリットがあります。
事務代行サービスに依頼できる業務内容
事務代行サービスに依頼できる業務内容は、以下のとおりです。
【事務代行サービスに依頼できる業務内容】
業種 |
仕事内容 |
一般事務 |
・ファイリング ・社内資料作成 ・見積書作成 ・発送業務 ・データ入力 ・スケジュール管理 ・顧客情報の管理 ・売掛金/買掛金管理 ・商品在庫管理 ・備品管理 |
総務 |
・備品管理 ・契約書管理 ・防災業務 ・受付業務 ・郵送手配 ・イベント手配 ・福利厚生業務 |
営業サポート |
・データ入力 ・電話・メール対応 ・請求書作成 ・社内資料の準備 ・売掛・買掛金管理 ・顧客情報の登録 ・納期調整 |
経理 |
・領収書の整理 ・入出金管理 ・仕訳処理・記帳 ・売掛金・買掛金管理 ・給与計算 ・月次決算 ・年末調整 ・決算・申告業務 |
秘書 |
・スケジュール管理や調整 ・来客応対 ・会議や商談 ・イベントなどの準備 ・社内外の人とのやり取り ・書類作成 |
人事 |
・給与計算 ・勤怠管理 ・社会保険業務 ・採用業務 ・人材育成 |
事務代行サービスを利用するメリット
ここでは、実際に事務代行サービスを利用するにあたってのメリットを紹介していきます。
社員がコア業務に専念できる
まず、自社社員がメイン業務に専念することが可能です。事務代行を依頼する動機として、時間を有効活用したい、より成果の上がる業務に時間を割きたいといったものがあります。優秀な営業マンが営業に専念することで、目標達成に近づきます。雑務に関わる時間をコア業務に充てれば、効率的に売り上げ向上が見込めるでしょう。
さらに、社内全体の業務効率化により、不要な残業の減少なども見込めます。結果的に社員のモチベーションが上がり、よりよい循環が生まれるでしょう。私個人としても、備品の補充などの雑務におわれることがあります。そこで仕事がストップしてしまうので、事務代行サービスを利用して効率的に仕事を行いたいところです。
高クオリティの事務作業が期待できる
高い事務能力を有する人材に、業務を任せられることもメリットでしょう。単に事務職といっても、その職域は広範囲に及びます。帳簿の知識が必要な経理事務、営業をサポートする営業事務、契約や訴訟の問題に詳しい法務事務、外国語の能力が求められる通訳事務など、挙げればキリがありません。
これらを自社の社員に任せるよりも、各専門分野の事務スタッフに依頼することで、高い成果が期待できるでしょう。
採用・教育コストを削減できる
人材の採用・教育コストもカットできます。新しく事務職を雇用する場合、採用するまでの採用コスト、一人前に育てるまでの教育コストの2つが必要です。採用費用だけを考えても、新卒採用の場合は40万前後が必要で、中途入社だとさらにかります。詳しくは後述しますが、事務代行に依頼すれば、ほとんどの場合ここまでの費用はかかりません。
採用における費用や時間、さらには一人前に育てるまでの時間を考えてもメリットといえるでしょう。
事務代行サービスを利用するデメリット
ここでは反対に、事務代行サービスを利用するデメリットを検討します。
自社にノウハウが蓄積されない
事務代行の最大のデメリットは、自社にノウハウが蓄積されないことです。事務業務の多くを外部に委託するため、社内に事務を知る人材が育ちにくくなります。ある事務処理について「いつ、誰が、どのように行うか」が把握できないことは、リスクとなりうるでしょう。私が経営者の立場で考えても、最終的には社員が業務に就けるという安心感がほしいところです。
担当者の質が悪いと業務効率が悪くなる
事務代行に依頼する場合、担当者の知識や経験を正確に判断することが難しい傾向にあります。レベルの低い人材に任せた場合、逆に業務効率が下がってしまうでしょう。また、事務業務のブラックボックス化にも注意が必要です。外部の人材に業務を依頼することで、自社の業務がどのように行われているかを把握しにくくなります。そのため、何か問題が発生した際の対処も難しいです。
事務代行サービスの料金形態
事務代行サービスの料金形態について、表にまとめてみました。
【事務代行サービスの料金形態】
月額固定制 |
毎月決まった金額を支払う方法です。契約時に決まった内容以外の業務を依頼する場合は、料金や契約の再設定が必要な場合もあります。 月額固定制は時給2,000~4,000円が相場ですが、フリーランスなどの個人に依頼すれば、さらにコストを抑えられることもあります。 |
従量課金制 |
事前に単価が決まっており、処理数や業務時間によって費用が変動する方式を指します。 例えば、書類1枚100円で作成する契約の場合、月に100枚作成したら10,000円です。仕事量に応じて費用を支払えることがメリットです。 |
事務代行サービスの選び方
ここでは事務代行サービスの選び方について、3つのポイントに絞って解説します。
希望する業務に対応しているか確認する
まずは、任せたい業務に対応しているかを検討しましょう。経理事務を頼みたいのに、営業事務のみの代行業者では意味がありません。経理業務に対応しているのか、十分な経験があるのかは、少なくともチェックしておきたいポイントです。
希望する業務の実績を確認する
外部に依頼するのに、経験が浅い人材では外部に依頼する意味がありません。実績があれば、こちらの細かいニーズを汲み取ってくれる可能性も高まるため、確認しておきましょう。私が業務を手伝ってもらうという場合も、その人の実績を確認したいと考えます。
明瞭・適切な料金形態か確認する
最後に、料金体系です。あいまいな料金体系では、後々トラブルに発展する可能性があります。月10万円の契約なのに、オプションが重なって結局20万円になっていたなどの事態は避けたいものです。こちらも、契約時に十分にチェックしましょう。
事務代行サービスを利用する際のポイント
最後に、事務代行サービスを利用する際のポイントについて、2つ挙げて解説します。
依頼前にルールを明確にしておく
まず、依頼前にルールを明確にしておくことが重要です。あらゆる業務の中でも、事務業務は多岐にわたります。一定のルールがないと、前述のブラックボックス化の原因となります。作業のフレームワークや遵守したいルールなどは、最低限決めておくとよいでしょう。もちろん、契約前にある程度の枠組みは定めておく必要があります。私自身が誰かに頼まれるときも、ルールを明確にされていた方が仕事をしやすいです。
任せきりにしない
任せきりにしないことも重要です。こちらもブラックボックス化の原因になるため、注意しましょう。すべてを任せていると、もしトラブルが発生したときに自社の社員が対応できません。トラブルを回避するためにも、業務内容は把握したうえで、手伝ってもらうという認識を外さないことが重要です。
まとめ
事務代行サービスは、業務効率化を考えている企業にとって最良な方法です。一方で、業務がブラックボックス化したり、社内の人材が育たなかったりという問題も考えられるため、十分に確認して契約するようにしましょう。
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