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クラウドソーシングサイトとは?依頼できる仕事やサービスの選び方を徹底解説
クラウドソーシングサイトという言葉を聞いたことはありますか?近年注目のフリーランスと発注者を仲介するサイトのことです。本記事では依頼できる仕事内容やサービスの選び方などについて解説します。
クラウドソーシングサイト(サービス)とは
クラウドソーシングとは、「crowd(群衆)」と「sourcing(調達)」を組み合わせた造語で、企業や個人が、業務を発注する形態のことです。発注者は必要なタイミングに必要な人材を確保でき、受注者も自分の好きなタイミングで仕事を受けられることが特徴です。
クラウドソーシングサイト(サービス)の仕組み
クラウドソーシングにおいて、発注者となるのは主に一般企業です。企業がクラウドソーシングサイトに業務を公開し、業務内容や報酬、スキルなどの条件を見た受注者が応募する流れです。業務に関するやり取りは、インターネットを介して行われることが一般的です。発注者と受注者が実際に会うことはほとんどありません。
クラウドソーシングサイト(サービス)で依頼できる仕事例
ここではクラウドソーシングサイトで依頼できる仕事例について解説します。
Webライティング
Webライティングは特定のテーマに基づいて文章を書く仕事を指します。比較的自由度の高いコラム記事やブログ記事などは低単価ですが、難易度の高いものだと1文字2円以上が相場となっています。ライティングにはネットでのリサーチも含まれているため、可能な限り得意ジャンルの人に依頼したほうが質のよい記事が期待できます。
Webサイト制作
Webサイト制作はホームページをはじめとする各種Webページを制作する仕事のことです。Webサイト制作には、大きく分けてコーディングとデザインにわかれます。HTMLやCSSなどのマークアップ言語でプログラミングする作業がコーディング、Webサイト内の写真やアニメーションなどを手掛ける作業がデザインです。コーディングとデザインを分けて依頼するケースもありますが、近年ではまとめて発注することもあります。
システム開発
システム開発はWebシステムの開発のことを指します。Webサイト制作よりも高度なプログラミング言語を用いて開発します。具体的にはJavaScriptやPHP、Pythonなどといった言語があります。アプリケーションや高度なWebサイトなどを制作は、クラウドソーシングのなかでもトップクラスに依頼料が高いです。受注者は在宅ワークが基本ですが、オフィスへの訪問を求めるケースもあります。
イラスト・動画作成
イラスト・動画作成は、Webページのバナー広告やYouTubeの動画制作を行う仕事です。とくに動画作成は今後も需要が上がることが予想されており、トレンドな仕事であるため、受注者が増えてきている印象です。イラストも動画作成も、専用の編集ソフトを用いて作業します。カットやテロップ、アニメーションなどを取り入れることで、より見やすいデザイン、動画にしていくことが求められます。
その他
その他としては、データ入力や文字起こし、アンケート、モニターなどがあります。データ入力は渡されたデータをExcelなどに入力する業務、文字入力は音声データをもとに文章化していく業務です。アンケートは簡単なアンケートに答える業務で、モニターは商品やサービスを使ってみての感想などを記載する業務です。
依頼するクラウドソーシングサイト(サービス)の選び方
ここでは、具体的にクラウドソーシングサイトを選ぶ方法について解説します。
①総合型 or 特化型どちらのサイトにするか決める
まず総合型か特化型を選びます。総合型は幅広い内容の業務が可能で、特化型はライティングやシステム開発など特定の分野に強みがあるという特徴があります。クラウドソーシングを初めて使う、幅広い仕事を依頼したいという方は総合型、依頼内容が明確な方は特化型がおすすめです。
②発注方法を確認する
次に発注方法を確認します。主にタスク型とプロジェクト型、コンペ型、時間報酬型があります。タスク型は複数の発注者に仕事を依頼でき、とくに多くの納品数を確保したいときにおすすめです。プロジェクト型は発注者が提案した案件に対し受注者が見積もりを提案します。長期的な依頼におすすめの方法です。コンペ型は発注者の案件に対し受注者が提案し、よい提案に対して報酬を支払うタイプです。ロゴやイラストなどにおすすめといえるでしょう。
最後に時間報酬型は作業時間に対して報酬を支払う方法です。主にシステム開発などで用いられます。
③システム利用料や手数料を確認する
利用料や手数料についても、サイトによって異なります。契約金額やサービスに応じて5%から20%と幅があり、それぞれ得意としているサポートも異なります。
④ワーカーの質を確認する
ワーカーの質は主に評価などで確認します。評価の点数や口コミなどでおおよそのイメージは得られるはずです。実際に依頼してみないとわからない部分はあるため、一定の基準を満たしているワーカーには一度試しに発注してみましょう。
⑤ワーカーの見つけやすさを確認する
ワーカーの見つけやすさも重要です。求めるスキルセットを持っているのかをいち早く確認できたほうが、ワーカーを探す手間が省けます。一目で確認できるような形がおすすめです。
クラウドソーシングサイト(サービス)を活用するメリット
クラウドソーシングサイトを活用するメリットは主に以下の6つです。
・人材の採用や教育、維持コストの削減
・従業員の負担軽減
・組織のスリム化
・自社にいないプロ人材の確保
・世界中から人材を探せる
・スタートアップに活用できる
人材を採用・教育、維持するコストを削減できます。適材適所でワーカーに依頼できるので、自社で管理する手間を省けます。これにより自社にいないプロ人材を参画させることも可能です。もちろん、スタートアップなどを行う際の人材難も乗り越えられるでしょう。
私もすべての仕事を社内で担うことは難しいと感じます。スピード感が求められる現代だからこそ、外部へ頼るメリットがあると思います。
また業務を一部外注することで、従業員の負担軽減にもつながるでしょう。従業員はコアな業務に取り組むことが可能です。結果的に組織のスリム化も柔軟に進みます。シンプルな組織体系になるため、スピード感を持って業務に取り組めるでしょう。
さらにワーカーは世界中から募ることが可能です。優秀な人材を地理的な制約を取っ払って集めることができるのは大きなメリットといえるでしょう。
クラウドソーシングサイト(サービス)を活用する際の注意点
もちろん、デメリットもあります。主に以下のデメリットが考えられます。
・自社にノウハウが蓄積しない、人材育成が困難
・情報やノウハウの流出
・ワーカーとのコミュニケーションが困難
・スキルや責任感のないワーカーにあたる可能性
多くの業務を外注していれば、自社にノウハウが蓄積せず、人材育成も困難になります。また外部の人材に多くを任せることで、自社のノウハウや情報が流出するリスクもあるでしょう。外部のワーカーにどこまでを任せるか、という範囲の選定が求められます。
さらにインターネット上でのやり取りとなるため、ワーカーとのコミュニケーションが難しいことも考えられます。業務によっては、定期的なビデオ会議などが必要です。私の感想としても、意思疎通が非常に難しいように思います。どのように細かなニュアンスを共有するかが課題となりそうです。
最後に、そもそもスキルや責任感が欠如したワーカーにあたる可能性もあります。これに関しては、対策しても一定数起きてしまうトラブルといえるでしょう。
まとめ
クラウドソーシングサイトでは、WebライティングやWebサイト制作、システム開発など多種多様な業務を依頼できます。総合型か特化型か、発注方法は何か、などを適切に選択することが重要です。
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