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ファクタリングの手数料はいくら?相場・内訳や安く抑えるコツをご紹介
売掛金の現金化を目的としてファクタリングを検討されている方もおられるでしょう。しかし、手数料の仕組みがよくわからないことで躊躇される方も多い傾向です。そこで今回は、ファクタリング手数料の相場や費用の内訳、安く抑えるコツなどについて解説します。
ファクタリングの手数料は売掛金の1~20%程度
ファクタリングにおける手数料は、売掛代金の1〜20%程度が相場です。ただし、ファクタリングにも種類があり、取引の方法によって手数料が異なります。そこで本項では、取引方法別で手数料の目安を紹介します。
2社間ファクタリングの手数料:売掛金の10~20%程度
2社間ファクタリングの手数料は、売掛金の10-~20%程度が相場です。2社間のほうが高くなってしまう理由に、売掛金の回収が、売掛先ではなく利用者側という点があります。
ファクタリング会社には、売掛金が振り込まれなかったり、売掛先と利用者が共謀して詐欺行為を働いたり、債権の二重譲渡が行われたりといったリスクがあります。そのため、3社間に比べて手数料が高く設定されているのです。
3社間ファクタリングの手数料:売掛金の1~9%程度
3社間ファクタリングの手数料は、売掛金の1~9%程度が相場です。2社間ファクタリングに比べて圧倒的に安いことが特徴です。3社間ファクタリングは売掛金の回収をファクタリング業者が行います。結果的に未回収リスクが低くなり、手数料も安くなるという理由です。なお、3社間ファクタリングを行う場合は、取引先に伝える必要があるため注意が必要です。
手数料が20%を超えると、悪質な業者の可能性がある!
上記で2社間と3社間それぞれの手数料相場を紹介しましたが、この相場よりも明らかに高くなる場合は注意が必要です。利用者が相場を知らないのをいいことに、手数料を必要以上に高く提示している可能性があります。私自身もさまざまな取引を行うなかで手数料は意識しております。あまりに高いと、何かしら疑うようにしましょう。
ファクタリングの手数料の内訳をチェック
ここではファクタリングにおける手数料の主な内訳を見ていきましょう。
掛け目 |
売掛債権の買取率のことで、額面の75~90%が標準。回収リスクが高いと掛け目が小さくなり、低ければ大きくなる。売掛債権を回収できれば、掛け目で減額された分は利用企業に返還される仕組み。 |
買取手数料 |
ファクタリングの際にかかる手数料。 |
債権譲渡登記費用 |
売掛債権における買取を証明する手続きに要する費用。企業によっては登記しない場合もある。 |
印紙代 |
契約書に貼る印紙代。債権譲渡を登記するケースでは登録免許税がかかる。 |
振込手数料 |
買取代金を口座に振り込む際の手数料。ファクタリング会社が負担する場合もある。 |
交通費 |
企業と面談などを行うときの交通費。 |
このなかで印紙代や交通費などは、手数料に含まれていないケースもあります。また、これら以外に発生する可能性のある費用として、審査手数料や事務手数料などがあります。もちろん含まれている場合もあるので、サービスをしっかりと確認しましょう。
ファクタリングの手数料を左右する4つのポイント
ファクタリング手数料は、さまざまな要因によって変わります。上記で紹介した2社間か3社間か、といった点をはじめとして、そのほかにもいくつかの観点があります。そこで本項では、左右するポイントについて解説します。
①取引方法(2社間or3社間)
最初に説明したとおり、2社間か3社間かによって手数料が大きく異なります。こちらに関しては、前述したとおりです。
②債権金額
債権金額に関しても手数料を決める大きな要因です。基本的には売掛金の金額が高いほど手数料は安くなります。ファクタリング業者は手数料から利益を得る構造のため、売掛金の金額が高い場合には人件費などの経費を引いても十分に利益が得られます。結果的に売掛金が高いほうが手数料は低くなるのです。
③売掛先の信用力
売掛先の信用力も手数料を決める重要な要因です。売掛先の信用力が高ければ高いほど買い取った売掛金を回収できる可能性が高くなります。結果的に、手数料を抑えても問題ないと判断される可能性が高まるのです。信用力が低ければ回収に対してリスクがともないます。そのため売掛先の信用力は非常に大きな要因となります。
④利用回数
利用する回数によっても手数料が変わります。一般的に初回の手数料は高く、2回目以降になると安くなっていく傾向があります。きちんと回収できた実績があれば、信用力は当然高まります。結果的に手数料が安くても大丈夫だと判断されるので、効果があるのです。
ファクタリングの手数料を安く抑えるコツを伝授
手数料の相場や内訳を理解したところで、ここでは手数料を安く抑えるためのコツを解説します。上手くいけば手数料を下げられる可能性があるため、交渉してみましょう。
取引先の信用力を示す
前項で解説したとおり、ファクタリング手数料を決める要因として信用力は非常に重要です。ファクタリング業者が売掛金を回収できるかどうかは、取引先の返済能力に依存するためです。逆に考えれば、信用力を正しく示すことができれば手数料が安くなる可能性があるということです。過去の取引実績を示す資料を提出したり、全国商工会議所などのデータベースを確認したりなどが効果的でしょう。
複数のファクタリング業者に見積もりを依頼する
ファクタリング手数料は業者によっても異なります。そのため複数の業者に見積もりを依頼することも手数料を下げることに効果的です。ただ手数料が安くても、その他の費用が追加で加算される可能性があるため、相見積もりを取って内容を十分に精査する必要があります。
キャンペーンを利用できることも!
最後にキャンペーンを利用することも一つの手段です。タイミングにもよりますが、ファクタリング業者がキャンペーンを行っていることがあります。この時期を狙って申し込むことも一つの手でしょう。
手数料がネックならファクタリング以外も検討しよう
手数料が気になるという方は、ファクタリング以外の方法を検討してみましょう。実際にファクタリング以外にも方法はあります。
その一つが「ペイド信用調査・請求書発行サービス」です。ペイド信用調査・請求書発行サービスは、定額2,000円で利用できる信用調査サービスです。調査にかかる時間は約10分で、登録された法人はその後自動的にモニタリングされます。
また、取引先からの入金が遅れている場合は、請求書の再発行や督促状の発行を代行します。経理担当者の業務負担を減らしつつ、少ないコストで売掛金回収率の向上が期待できます。
まとめ
ファクタリングの手数料は主に2社間か3社間かによって異なります。ファクタリングの手数料は、おおよその相場があるため十分に注意して業者を選ぶようにしましょう。またどうしても手数料が気になるという方は、ファクタリング以外でも回収する方法はあるため、検討してみることをおすすめします。定額2,000円・約10分で信用調査ができる「ペイド信用調査・請求書発行サービス」をぜひご利用ください。